2007年
6月21日 新刊発行
(表紙写真提供:BUSINESS WEEKLY)
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70歳 太平洋処女航海 右の詩は『第3部 友への便り 第2章 海からの便り』より
発行日:平成19年6月21日 ISBN978-4-901298-08-7 C1010 著者 村田和雄 価格 1800円 消費税別 B6版 約320頁 発行所 (株)エイバックズーム 発行者 堀部 茂遠 |
ダイヤモンドがお好きなら 太平洋に来るがいい
白き波頭はあちこちに あふるる光を浴びながら 波の数ほど 待ってるよ 優雅なリングがお好きなら 太平洋に来るがいい
孤独な時がお好きなら 太平洋に来るがいい
宇宙に行ってみたければ 太平洋に来るがいい
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◆出版社からのコメント◆
著者が本の中で述べていることだが、彼にとっての太平洋処女航海は、成功率50%と言い、残りの50%は「死」を覚悟していた、と言う。何が彼を「太平洋横断」に駆り立てたのであろうか?
確かに44年前、堀江謙一氏が太平洋横断を成功させたことに衝撃をうけ、いつかは自分もと夢を持ったことが今回の快挙のスタートであった。だがそれだけで20代の夢を70歳で実現させる持続力を与えた訳ではないだろう。企業人としての40年近い年月の間をも、彼を駆り立ててきたものは何であったのか? 著者は、「第2部 夢のはじまり」のなかで、少年時代の空襲のことを述べている。空から爆撃を受け「死に直面」し、「虫に生まれ変わってもいいから生きたい」、と。
年齢に関係なく「自分の生の価値」が薄れる感のある一人一人の心に、今一度少し若い日々に立ち戻り、「自分の今から」を考えさせてくれる本である。単なる「航海記」ではない。1部から3部まで目を通していただけることを期待する。
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